【連載】オトナ漫画の原作者が本音を吐露、日常に潜むちょっとエロスなエトセトラ~お酒の席編~

お酒の席、これすなわち無法地帯。 ガードが緩くなったメンズを舐め回すように眺める事ができる絶好の機会ともいえます。 そこで今回は、お酒の席に潜むちょっとしたエロスをご紹介いたします。

お酒の席に潜むエロス①店の喧騒

個室、半個室など要らぬ気遣いは私には不要です。 腹の底から声を出さないと、かき消されてしまうくらいの雑多な大衆居酒屋の喧騒は、まるで荒くれ者のバイキング達が酒場にいるよう。そんな雰囲気が私を興奮状態へと誘うのです。 安価な酒に酔い潰れ、怒号のような声と、地を這うようにつきまとう煙草の煙に包まれて、私はどこまでも堕ちてゆく。 その荒々しい仕草で私を乱暴に扱って下さい! お願いしますご主人様。 そう考えるだけで、私の体は一層熱くなるのです。

お酒の席に潜むエロス②ジョッキの水滴

言わずもがなカッチカチのキンキンに冷えた、ぶっといジョッキからしたたり落ちる水滴は、えも言われぬ官能的な姿で私を淫靡でおしゃまな世界へと誘います。 メンズが、そんな水滴なんぞお構いなしといった具合にジョッキを握り、 指の間からしたたり落ちてゆく水滴を、私はハラハラしながら眺めるのです。 そして、乾杯用に頼んだ私のジョッキから滴り落ちてゆく水滴。 止まらない愛の雫を優しくソフトな手つきで、上から下へ右から左へ強弱を付けながら時には激しく。時には優しく。おしぼりで拭き続けてしまいます。

お酒の席に潜むエロス③枝豆

誰からも好かれるおつまみの優等生、枝豆。ヘルシーかつ、安くて美味。 けれどイージーに身包み剥がされ抜け殻になるまでしゃぶられちゃう枝豆。 時には皿にさえ収められる事なく、甘噛みされては歯形を付けられ、棄てられてしまうその姿に私は、ドM界の理想的な愛の形を見出してしまうのです。 そんな棄てられ方も一興と言わんばかりに、健気な枝豆はお口の中に飛び込んでゆく。 言葉を必要としないその献身的な食物の姿を見る度にドMな私は、枝豆のような女になりたい…ぐちゃぐちゃに食い散らかされて棄てられてしまいたい… そんな衝動に駆られるのです。

お酒の席は愛の楽園。 そんな日常の一コマにも、声にならないささやかなエロスは存在しているのです。