【連載】オトナ漫画の原作者が本音を吐露、日常に潜むちょっとエロスなエトセトラ~雨編~

毎日眺める天気予報。雨のマークを見てはゲンナリしていませんか。雨がないと私達の生活は成り立たないのに、雨空をしかめっ面して見てしまうのはよくある話。しかし、雨も見方を変えれば素晴らしいエロスの世界が広がっているのです。

雨に潜むエロス①霧雨

ホンネスト

「降っていないのかな」と油断して外出すると、いつの間にやらしっとりと濡れてしまうのが霧雨。控え目で目立つ事は嫌いなくせに、しっかりと自己主張は欠かさない。それでいて曖昧な事を好み、グレーでうやむやにしてしまう。ちょっとしたたかなキャバ嬢のような存在です。

しかし、そのような小ずるさ加減をわがままだと思いつつも、癖になってしまうのが男の性。霧雨くらいならば大して濡れないし、許容範囲。と思っていたら、いつの間にやら雪だるまで大火傷。霧雨嬢は営業上手。雨界のナンバーワンと言えるかもしれません。

雨に潜むエロス②長雨

ホンネスト

時に恵みの雨にもなる長雨。容赦なく照りつける太陽に、潤いをなくしカラカラに干上がったアスファルトは雨を求めて空を仰ぎます。空がじらしながら愛がたっぷり詰まった恵みの雨を、ゆっくりと滴り落としてくれるのを、お口を大きく開けて待つしかありません。

熱いアスファルトに雨が染みれば、その悦びに更にアスファルトは熱を帯びるに違いありません。雨空が地面を濡らす度に、そんなドラマを思い浮かべて私は体を熱くしてしまうのです。

雨に潜むエロス③ゲリラ豪雨

ホンネスト

昔は「夕立」などと控え目な表現をしていましたが、最近は異常気象が原因なのか、全くかわい気の無い豪雨です。ゲリラ的に発生し、私達は抵抗する間もなく激しい雨の砲撃を浴びて体を濡らしてゆきます。

その激しさの前では、傘という名の盾は不能。髪はびっしょりと濡れ、濡れた服が肌にくっ付き体のラインをあらわにしながら熱を奪ってゆきます。そして散々な様相で家路へつく人達の姿を見ては、私は内心ほくそ笑むのです。

 

雨は、天が落としてくれた愛の雫と言えるのではないでしょうか。「雨が葉っぱを打つ音が好き」だなんてポエムなゴタクを抜かす前に、たまには傘をささずに空からのエロスの雨を全身で感じてみるのも良いかと思います。