答えが知りたくなる!「謎」を潜ませ聞き手を夢中にさせる話術

誰だって、自分の話は最後までちゃんと聞いてほしいもの。でも、興味や関心が引かれるような話でない場合は、なかなかそうはいかないかもしれません。聞く側が途中で飽きてしまうのです。

そこで今回は、拙著『話に「オチ」をつける技術』より、聞いている人を夢中にさせて、話を最後まで聞かせることができる「謎解き話術」を紹介したいと思います。

最後まで謎を明かさずに引きつける話術

この話術は、話の途中にあらかじめ“謎”を仕込んでおき、話の最後に明かされるその“謎”の答えが「オチ」になっているというもの。 謎の答えを最後まで明かさないことで、しっかりと聞き手の興味を引くことができます。謎の答えは一体何なのか?それを知りたい聞き手の心を、話の最後まで引きつけることができるのです。

答えを知りたい聞き手に飽きがこない

では実際に、「謎解き話術」を使っている話を一つ紹介します。

“昨日スーパーで、「お一人様2個まで」と書かれて売られている洗剤を、なぜか一人で4個も買おうとしているおばさんがいたんだよ。

「このおばさん、一体どうするつもりなんだろう?」と思いながら見ていたら、レジで店員さんに向かって、「私は二重人格だから二人分ね」って言ったんだよ。”

聞き手は、「お一人様2個までの洗剤を一人で4個買おうとしている」という“謎”の答えが気になるはず。その答えこそが「オチ」になっているので、最後までしっかりと聞き手を引きつけて飽きさせない話になるのです。

問題を聞かせることで「答え」を知りたくさせる

上の話のように、話の途中に“謎”を潜ませておき、聞き手に「不思議」や「疑問」を抱かせる。「どういうこと?」「なんでそうなるの?」と、最後まで聞き手を夢中にさせるのが、この話術の特徴です。

言うなれば、クイズ番組で問題を出題されて、「答えはCMの後で!」と言われたような状態。問題を聞いてしまった以上はどうしても答えが知りたくなる。そんな人間の心理をうまく利用している方法だといえるでしょう。

とにかく“謎”の答えは最後まで絶対にバラさないこと。途中でバレてしまうと、ネタバレしている映画や小説などと一緒で、全くおもしろみがなくなってしまいます。それだけは注意してくださいね。