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【連載:男と女のなぜ】 「愛の吊り橋効果は本当に有効なのか?」

彼氏彼女の恋愛心理学 男と女のなぜ 恋愛

恋愛心理学のド定番「愛の吊り橋効果」を狙って、ジェットコースターに乗ったりと色々頑張ってきた経験って…誰でもありますよね。もしかしたらそれは逆効果だったかもしれません… 。

今回、最新の恋愛心理学が学べる一冊、法政大学文学部教授・越智啓太さん著『恋愛の科学 出会いと別れをめぐる心理学』(実務教育出版)から、吊り橋効果の真実をご紹介します。

吊り橋効果は、誰もが使えるわけではない

ホンネスト

結論から言うと、吊り橋効果は有効です。しかし、誰でも使えるわけではありません。それを説明するには最初に行われた実験の説明から。

愛の吊り橋効果の実験の舞台は、カピラノ吊り橋というバンクーバーにある有名な吊り橋です。70メートル以上の高さがあり、多くの人が同時に渡るのでゆらゆら揺れるかなり怖い橋になっています。

この吊り橋を一人で渡ってきた男性が実験対象。橋を渡り切ったところで「美しい」女性の大学院生に声をかけられ、電話番号を渡されるというもの。

実際、安全な橋を渡った人よりも、かなり多くの男性が女性に電話をかけて来たそうです。そう、実験で登場する女性は“美しい”のです。

美女、イケメン以外は逆効果

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我々は自分の感情が高まるなど変化した場合、その変化がなんであるか、その原因がなんであるかを、必ずしも正しく認識できません。

頭の中で推論して適切な感情状態や原因を推測しているのです。つまり恋をしたからドキドキするのではなく、ドキドキしたから恋をするのです。

つまり吊り橋を渡ったドキドキを恋のドキドキを勘違いしてしまうのです。

しかし、残念なことにこの効果は美男美女に限るんだそう。ルックスがそれほどでもない場合、「こんな相手にドキドキするはずがない、吊り橋を渡ったからだろう」と正気に戻ってしまうみたいです。

むしろ吊り橋効果が逆効果となる実験結果もでています。余程自分に自信のない限り、やめておいた方が得策です。

サスペンス映画は初デートの鉄板

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でも安心して下さい! 誰でも有効に使えるものがありました! それは「サスペンス映画」。実際に検証した実験はありませんが、興味深い研究があります。

サスペンス映画を見た後は、カップルのボディタッチの回数が増えるんだそうです。ドキドキを勘違いする効果以外にも、「相手と一緒にいたい」という親和的な動機を促進する効果が発生するようです。

初デートはサスペンス映画に決まりですね。