「ギャップ萌え」という言葉はよく聞くが、じゃあどんな「ギャップ」に女子は萌えるのか。そこのところが、実は分かっているようで分かっていない。今回の「男のための婚活Tips」では、女子に聞いたギャップ萌えの実例集だ。気づいていない、自分の魅力について考えるきっかけになるかも?素敵な恋愛、ひいては結婚に向けて、レッツ勉強!
「ギャップ萌え」とは何か?
女子はよく「ギャップのある人が好き」なんて言葉を口にする。世に言う「ギャップ萌え」というやつだ。何となく分かる。何となく分かる気はするが、ギャップなら何でもいいわけではないだろう。例えば、普段エラそうなのにピンチのときには役に立たない同僚、すごいいい人そうなのに実は会社のカネを横領してた上司、なんていうのもギャップだが、このギャップにキュンとくる女子がいるとは思えない。じゃあ、女子が求めるのはいったい男のどんなギャップなのか。そこで今回は、女子から聞いた「ギャップ萌え」の実例を紹介する。
①男らしいのに怖がり
普段はいかにも頼りがいのある男らしい感じなのに実は怖がり、というギャップには女子もキュンとくるらしい。恐い話になるととたんに耳をふさいで聞こえないようにしたり、犬が苦手だと逃げ回ったり。ただ、お化け屋敷で女子の後ろに隠れちゃうのはダメらしい。難しい。いずれにせよ、「意外な弱点」というのはひとつのギャップ萌えのポイントのようだ。場合によっては、弱さをさらけ出す方がモテるということか。
②コワモテなのにかわいい物好き
普段はコワモテな雰囲気があるのに、動物や子どもを見たとたんに「かわいい」なんて目を細めてしまったり、あるいは、持ち歩いているハンカチが実はかわいい動物柄だったり。こういうギャップにも女子は弱いのだそうだ。ただ、「そうか。女子はやっぱりかわいい物が好きなんだな」と職場の自分の机の上をかわいいグッズで埋め尽くすのは愚行だろう。前面に出した瞬間に、それはギャップではなくなるからだ。ギャップとは、あくまで普段の様子との落差なのだ。
③適当そうに見えてマナーが身についている
いかにも適当そうな雰囲気なのに、一緒に食事に行くとマナーが身についている。なんていうのも、隠れた「育ちのよさ」を感じさせて、女子にはポイントが高いんだそうだ。他にも、あいさつだけは丁寧、いざというときに流ちょうな敬語などというのもギャップ萌えを感じさせるらしい。
④完璧主義っぽいのに大ざっぱなところもある
身なりはいつも清潔で仕事もきちょうめんにこなすのに、実はカバンの中や机の引き出しがグチャグチャというのも、女子的にはギャップ萌えのポイントになるのだという。普段近づきがたい完璧主義者に、「実はスキがある」と発覚することで一気に親しみが湧くというメカニズムだ。
⑤細身だけど大食い
細身だけど大食いというギャップも、その男子の思わぬ旺盛ぶり、逞しさを見た気がしてキュンとくるのだそうだ。そもそも女子は食の細い男を好まない傾向がある。一緒に食事に行っても、「自分だけたくさん食べる」という女子にとって恥ずかしいシチュエーションになりかねないからだ。その意味でも、女子にとっては大歓迎のギャップなのだ。
⑥職場では「私」、プライベートでは「僕」
職場とプライベートで、一人称が変わるというのもギャップ萌えのポイントになるという。細かい。女子はよく見ているものだ。職場では「私」という真面目な話し方をしていた男が、プライベートで会ったときにはリラックスした様子で「僕」で話し始めるなんてたまらないらしい。
⑦スーツの下に派手目のパンツ
割と地味な色のスーツをかっちりと着ているような男が派手めの色の下着を着ているのを目にすると、女子は「もしかしてプライベートでは違う感じなのかも」と萌えるという。いやいや。いつ下着なんか見るんだ。下着見せている時点でゴールしてるじゃないか、と考えるのは甘い。女子は背広を脱いで物をとろうとかがんだときなどに、ちらりと見えるパンツの色なんかもさりげなくチェックしているものらしい。全く油断は禁物だ。
⑧男なのにスイーツ好き
これはギャップ萌えの王道だ。最近では、「男なのに」という考え方もナンセンスになるくらい甘い物好きの男はたくさんいる。それでもやはり、仕事に厳しいと評判の男子が机の引き出しから、「たけのこの里 いちごミルク味」なんかを取り出してくると、女子もキュンとくるものだ。
⑨普段の雰囲気と音楽の趣味が違う
活発な雰囲気の同僚が実はクラシック好きだったり、おとなしい雰囲気の後輩が実は激しいロック好きだったりすると、女子もその男の意外な一面を見た気がして萌えてしまうらしい。「意外」というのはひとつ、ギャップ萌えを語る上でのポイントのようだ。
狙ってギャップを出すのは無理だが……。
以上、女子から聞いたギャップ萌えの実例を見てきた。ただ、男にとってまことに残念なことに、こういうギャップというのは狙って出せるものではない。狙って出せば、それもまた「あざとい」と見抜くのが女子の目というもの。無理は禁物。結局、「ありのままでいくしかない。そこでギャップ萌えするならしてくれ!」ぐらいのスタンスが正解ということかもしれない。
以上