マッチングサイトで婚活をしていると、出会った人との価値観の違いに戸惑うことがありますよね。相手が古風なタイプでお断りしたり、逆に自分が男女の固定観念にとらわれ過ぎて上手くいかなかったりと、様々な事情があるでしょう。実は、年々男女の役割や価値観は変化しています。この記事では、男女間の意識について分析します。
男女の役割を固定化しないのがイマドキ流
女性らしさ、男性らしさは変わりつつある
時代と共に、女性らしさ、男性らしさは変化しています。女性でもバリバリ正社員で働いたり、男性でも専業主夫が増えてきたりと、一昔前まではレアケースであったことも一般的になってきています。
性別による役割を押し付けられると苦痛なことも
「女性なら料理をするべき!」と、苦手な料理を強制されるのはストレスですよね。同じように、「男性なんだから稼いで当たり前!」と言われるのも苦痛です。人には個人個人で向き不向きがあります。男性だから、女性だからといって役割を押し付けられるのは不快に感じる人もいるのです。
従来の価値観では結婚生活が上手くいかない場合も
「男は仕事で女は家庭」「男は強く女は従順に」という従来の価値観では結婚生活が上手くいかない場合もあります。共働きが一般的になった現代では、仕事も家事育児も性別によって役割分担をするのではなく、お互い協力して行う必要があるからです。
男女の役割意識の変化についての調査結果
20代~40代の未婚者の「男女観」の変化
20代~40代の未婚者の「男女観」はどのようになっているのでしょうか? リクルートブライダル総研による「恋愛・結婚調査2017」のデータを元に、分析しました。
【男女に対する考え方(20代~40代未婚者/「そう思う」「非常にそう思う」計)】
・男は強くあるべきだと思う:39.1%(14年 44.4% 5.3pt減)
・男は女をリードするものだと思う:32.5%(14年 37.5% 5.0pt減)
・男は女を守るものだと思う:43.7%(14年 48.4% 4.6pt減)
マッチングサイトで婚活している女性の中には、男性に対して従来の「男らしさ」を求める人もいますよね。しかし、現代では「強くあるべき」「リードするもの」「守るもの」といった従来の「男らしさ」に関する項目が減少しています。 固定化された従来の「男女観」を持つ人が年々少なくなってきているのがお分かりいただけたと思います。
年代別にみる「男性かくあるべし」の意識の違い
20代の若い世代程減少が顕著
年代別の男女観の変化についても分析しました。
【男女に対する考え方(20代~40代未婚者/「そう思う」「非常にそう思う」計)】 <男は強くあるべきだと思う>
20代 39.3%(14年 47.3% 8.0pt減)
30代 39.8%(14年 42.1% 2.2pt減)
40代 37.6%(14年 39.4% 1.8pt減)
<男は女をリードするものだと思う>
20代 36.6%(14年 41.4% 4.8pt減)
30代 29.6%(14年 35.1% 5.4pt減)
40代 27.0%(14年 30.2% 3.2pt減)
<男は女を守るものだと思う>
20代 44.2%(14年 50.4% 6.1pt減)
30代 43.5%(14年 47.9% 4.4pt減)
40代 42.8%(14年 43.0% 0.2pt減)
「恋愛・結婚調査2017(リクルートブライダル総研調べ)」
20代は30代や40代と比べて減少幅が大きくなっています。この結果から、若年層の意識変化が進んでいることが分かります。
男女の役割意識は時代と共に変化している
マッチングサイトも例外ではない
上記の調査結果から、時代と共に意識が変化していることがお分かりいただけたと思います。この現象はマッチングサイトも例外ではないでしょう。マッチングサイトで知り合う相手も、従来の固定化された男女の役割意識が薄れている可能性もあります。 特に若年層とマッチングしたい場合は従来の男女観を押し付けすぎないように心がけましょう。お互いを知る中で、価値観をすり合わせていくことが長続きするコツですよ。
意識改革をしないと時代に乗り遅れる可能性も
もちろん、従来の固定化された男女観も一つの価値観です。しかし、相手に「男らしさ」「女らしさ」を求めすぎては上手くいかない可能性があります。価値観を無理に変える必要は無いですが、時代と共に意識を柔軟に持つのが婚活に勝つ秘訣でしょう。
男女観の意識の変化、価値観の変化を知ろう
男女観の意識の変化は実感いただけましたか? 若年層ほど「男性かくあるべし」の意識が薄まっており、時代とともに変化しています。この分析を参考にして、マッチングサイトで出会う相手とも上手く価値観をすり合わせていって下さいね。