過剰な加工やSNSへの投稿で賛否両論が巻き起こっている「自撮り」。
僕みたいな野良チワワが意見を述べるなんて万死に値するんですが、それでもお願いしたいことが。
女性に面と向かってお願いできない“男性有志”から意見を募り、「自撮り」について世の女性にお願い申し上げたい事をしたためたいと思います。
人間の域を超えた大きな瞳は怖いんです

「自撮り」をする時、自分をより可愛く見せるために試行錯誤されると思います、それは構いません。
自分がどの角度から写るとベストなのか、それは研究すべきです。ここだけの話ですが、僕もやりました。
しかし、撮った後の写真の加工はよく考えてからして欲しいんです。
特に女性は瞳を大きく加工する傾向にあります。まるで宇宙人のような大きい瞳は、連れ去られそうで恐怖すら覚えます。
僕は人間が好きなんです、外宇宙との交流は孫の世代に託します。どうかノーマルな瞳でお願いします。
光より闇を好むんです

「自撮り」をする時に強いフラッシュを使い、肌荒れやフェイスラインをごまかす人がいますが、あれは男のロマンを奪う行為。
どうせごまかすなら光を当てるよりも、薄暗い闇の中で撮ってくれればミステリアスさが増します。
そう、闇で見えない部分を男子は妄想したいんです。
強い光の当たった「自撮り」写真は眩しすぎて、根暗な僕は直視できません。
どうか強いフラッシュは使わないで下さい、お願い致します。
自撮り棒でぶたないで欲しいんです

嘘です、本当はぶって欲しいんです。しかし、それは気心知れた相手に限ります。
常に何かから逃げるように歩く僕は、よく自撮り棒でぶたれます。
もちろん前方に注意して歩いていますが、自撮り棒を伸ばす瞬間の女子や、角度を調整している女子にぶたれてしまうんです。
なので女子の皆様、自撮り棒を使う時はくれぐれも周りに注意して下さい。
そしてぶつ時はぶつと宣言していただければ泣いて喜びます。お願い申し上げます。
“セルフィー”って呼んでほしいんです

今では「自撮り」のことを“セルフィー”と呼ぶことも少なくありません。ならばいっその事“セルフィー”で統一して欲しいんです。
「自撮り」は声で聞くと、どうしても“地鶏”に聞こえてしまいます。
「ジドリを加工しようよ~」なんて会話を聞くと、「焼鳥屋の店員さんなのか? 」、「にわとりマニアなのか?」……と無駄に困惑してしまいます。
なので、声に出して言う時は“セルフィー”って呼んでください。
特にお腹が空いている時に“ジドリ”は勘弁して下さい、ひもじくなります。何卒よろしくお願い致します。
「自撮り」について色々お願いさせていただきましたが、それよりもなによりもお願いしたいことがあります。
どうか、僕と一緒に「自撮り」をして下さい! フレームに収まるように寄り添うふたり……男子の夢です。
上手に撮るためなら、関節が外れるほど腕を伸ばす所存でございます。後生ですから、どうかよろしくお願い致します。