【連載:映画で分かる女の本音】~悩みを打ち明けたくなる女になるには!?〜映画『orange-オレンジ-』

あの時どうしてあんなことを言ってしまったんだろう、あの時どうして行動に移せなかったんだろう、大なり小なり人は後悔を重ねて生きています。

後悔するから成長できる。でも、大切な人のに関わる後悔だとしたら……救えるとしたら……。

ホンネスト

高野苺さんの原作コミックの実写映画化『orange-オレンジ-』は、長野県県松本市で暮らす高校2年生の菜穂(土屋太鳳)が主人公。

ある日、10年後の自分から届いた手紙で「大切な人の未来が無い」という衝撃的な事実を知り、大切な人のために親友たちと一緒に奮闘する青春ドラマです。

菜穂にとっての大切な人は、東京から転校してきた翔(山﨑賢人)のこと。

彼が転校してきたその日に、菜穂は未来の自分から「彼を救ってほしい」という手紙を受け取ります。

最初は、何かのいたずらかと半信半疑。けれど手紙に書いてある通りのことが起きていく。

そして、未来の自分が書いた手紙を信じて、後押しされながら、親友の須和、貴子、萩田、あずさと一緒に翔を救おうとします。

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この映画、よくある青春純愛ストーリーに見られがちですが、実はどんな人にも共感できる“後悔”との向き合い方が描かれています。

『L♥DK』『ヒロイン失格』『オオカミ少女と黒王子』などラブコメジャンル、少女漫画の映像化、そんなイメージが強い山﨑賢人さんだけに、この『orange-オレンジ-』も? と思ってしまったのですが、ぜんぜん違う、かなり深い人間ドラマでした。

 

翔は一体どんな後悔があって心に深い傷を負ったのか? また彼を救うことができずに後悔する未来の菜穂が、過去の自分に送った手紙にはどんな後悔が綴ってあるのか? 彼らの“友だちを救いたい”気持ちは、人の気持ちを理解することのヒントでもあって──。

 

というのは、大切な人が悩んでいるとき、どんな言葉をかけたらいいのか、どんなふうに寄り添ったらいいのか、さじ加減はとても難しい。

放って置いてほしいと言いながらも本当は追いかけてきて欲しかったり、話を聞いて欲しかったり、怒って欲しかったり……。

どうすべきなのかがこの映画には描かれているんです。

 

また、好きになると、相手のことは何でもすべて知りたい、どんな小さなことも知りたいと欲張りになってしまいますが、菜穂がどうやって翔の心を開いたのかを思い出すと答えが見えてくる。

無理矢理に聞き出すのではなく、自然と話したくなる女性になれるヒントも!

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菜穂と翔のセリフに「ちゃんと見てるから」、あなたのことを「見てる(いつも気にかけている)」というセリフが何度か登場します。これも深い。そして、言われたらとても嬉しいセリフです。

「好き」と告白するにはまだ勇気がなくて、でもこの気持ちは伝えたい──そんなときは「好き」という本音を添えて「見てるから」を使ってみるのもいいかもしれません。

 

 

 

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ⓒ2015「orange-オレンジ-」製作委員会 ⓒ高野苺/双葉社