【連載:映画で分かる女の本音】~哀しみと向き合うことで新しい恋が見つかる〜映画『わすれた恋のはじめかた』

ホンネスト

ひとつの恋が終わって心の整理がつけば、また恋をしたいと思いますし、その先の結婚だって考えます。

でも、あまりにもつらい出来事を経験すると、思い出に変えなくてはならないのに、その恋にずっと留まって、なかなか新しい一歩を踏み出すことができなくなってしまう。そうこうしているうちに、今まで自分はどうやって恋をスタートさせていたのか? “恋の仕方"を忘れてしまっている──。

そんなふうにしばらく恋が遠のいている人におすすめなのが『わすれた恋のはじめかた』です。

自己啓発書のベストセラー作家として活躍し、多くの人に哀しみを乗り越える方法を教えているけれど、自分自身が抱える哀しみを乗り越えずにいるバーク(アーロン・エッカート)。

ホンネスト

ダメ男を好きになっては裏切られて傷ついてのくり返しの花屋を営むエロイース(ジェニファー・アニストン)。

2人はある日、偶然ホテルで出会います。

講演のためにそのホテルに訪れたバークは花を飾りに来ていた花屋エロイースのことが気になり声をかけ、それをきっかけに2人は近づいていくわけですが、大の大人なのになかなか思うようにいかない。

いわゆるダメ男ばかりを好きになってしまっていたエロイースはどこか男性不信で、「コーヒーでもどう? 」と簡単に声をかけてきたバークが“軽い男"に映ってしまうんです。

ホンネスト

実は、勇気をふりしぼって声をかけたのに……。

この映画は、恋や愛に傷ついた大人たちがどうやって再び恋を始めるのかを描いたラブストーリーですが、単に恋の始め方のハウツーを提示するのではなく、バークの講演やセミナーを通して、まず哀しみの乗り越え方を学ぶ。

哀しみは誰かと共有することで癒されることを教えてくれるんです。

そして女の本音としてエロイースから学びたいのは、最初のデートが最悪だったとしても諦めないこと、言うべきことはちゃんと伝えること、みんながみんなダメ男だと思わないこと(笑)。

もちろん、ダメ男に惹かれてしまう傾向にあるとしたら、しっかり見極める必要はありますが……。

人を好きになると相手の過去も何もかも知りたくなります。

でも、時間をかけて受け止めていくことが必要なときもある。

思った以上に深い傷を負っていたバークにエロイースはどう向きあったのか──そこに大人の恋の始め方のヒントがある気がします。

ホンネスト

相手のこれまでの人生や恋愛をどう受け止めるかです。

もうひとつ、真似をしてみたいなぁと思ったのは言葉遊び。

エロイースのお茶目ないたずらがきっかけですが、他の人にはわからない2人だけに伝わるあの言葉遊び、なかなかいいものです。

メールやSNSのメッセージの文末に添えてみたくなります。

どんな言葉遊びなのかは映画を観てのお楽しみということで!  

『わすれた恋のはじめかた』

『わすれた恋のはじめかた』 DVD(3,800円+税)
(C)2008 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
発売元:ナインマイルズ
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
提供:プレシディオ
(C)2008 Universal Studios. All Rights Reserved.