【連載】オトナ漫画の原作者が本音を吐露、日常に潜むちょっとエロスなエトセトラ~ゲームセンター編~

どの街にもあると言っても過言ではないゲームセンター。最新型を並べた都市型の大きなゲームセンターもあれば、時代を思わせるノスタルジックなゲームセンターもあり、私としてはどのゲームセンターも魅力的で、見つけると必ずと言っていいほど立ち寄ってしまいます。コインを入れて一時の興奮と快楽を得られるゲームセンター。そこで今回は、ゲームセンターに潜むエロスをご紹介したいと思います。

UFOキャッチャー

女子も手を出しやすいオールマイティーなクレーンゲーム。飾り窓の中の獲物を選り好みしてお金を放り、無機質な冷たい触手が獲物を狙う。危うい手つきでそれを手繰り寄せたまま穴の中に・・・入ると思いきや入らない。思わず悲鳴にも似た熱い吐息が窓を曇らせます。ガラスの中のあいつは、そんな私を嘲笑うかのようにそれでもなお誘惑的なポーズで惑わせます。欲しいと望むものほど手に入らないのが世の常。届かないガラスの中の獲物達は、触れないエロスを教えてくれるのです。

コインゲーム

放られたコインがコインとコインの間に滑り込み、押し出して折り重なる。そのエロスは、コインが落ちる瞬間にマックスとなります。辛抱できなくなったコインがゆっくりと暗闇の谷間を目指してゆく光景は、究極の焦らしのエロス。早くいきたい。でもいけない。簡単にはいかない。まだまだここを楽しむんだ! コイン達のそんな囁きが聞こえてきそうです。何人の人々があの谷間に熱い視線を送った事でしょう。辛抱できなくなったコインは、快楽的な音を立てながら谷間へと堕ちてゆく。私が最も愛するゲームの一つです。

太鼓ゲーム

ぶっとい二つのバチを握り締め、全身を使いながらリズムに乗ってなりふり構わず太鼓を叩く。最後にありがちなフィナーレを飾る乱れ打ち。私の奥まで刺激して、吐く息が熱くなりエクセレントの嵐です。フィンガーへ伝えるテクニックは、まさに達人という名を欲しいままにしています。特に、曲がファンシーなものであればあるほど、悲哀と滑稽さを含んだなんとも言えないエロスが融合し、私は喜びにむせび泣くのです。

 

ゲームセンターは、みんなの熱い吐息と微かな興奮で満ち溢れています。歓楽街とよばれる場所にありがちなゲームセンター。なんだか理由がわかる気がします。そんなゲームセンターにさえもエロスは確かに存在するのです。