壁ドン、股ドン…一旦◯◯ドンを整理してみる

2014年の流行語にもノミネートされた「壁ドン」。 2重の意味があったり、派生したりと、ちょっとややこしいので整理してみたいと思う。

まずは、ネットスラングの「壁ドン」と、流行している「壁ドン」に分ける必要がある。 2つは全く別の意味なので、混同してはいけない。

ネットで使われてきた「壁ドン」とは、主に隣人が出す騒音への苦情の意を込めて、壁を叩く行為を指す。 ストレスが溜まったとき等に八つ当たりするケースもある。 派生形としては、「床ドン」があり、これは下の階の住人へメッセージを送る際に使用されるとか。 これらのネットスラングの「壁ドン」は隣人の騒音への苦情はもちろん、ニートが親にご飯の催促をする場合にも使われるという。

そしてここからが、巷で話題の「壁ドン」。 学校の校舎など、女性がときめくシチュエーションで行われ、イケメンが壁を背にした女性に覆いかぶさるように手をつくことで、女性の「支配されたい」という願望を満たしてあげる行為をいう。

起源は2008年頃。声優の新谷良子が紹介したものが最初だといわれ、その後、2009年、渡辺あゆの漫画『L・DK』で火が付いたとのこと。

壁ドンされて身動きが取りづらい状況で、「おれの女になれ」などの、命令口調がさらなる効果を生み出すという。

後者の「壁ドン」の派生形として一般的なものは、こちらも「床ドン」そして「股ドン」がある。 「床ドン」は、壁をそのまま床に変えたもの。 「股ドン」は、女性の股の間に足を入れる高難度の「壁ドン」だ。

その他にも、手の代わりに足を使う「足ドン」や、女性の口をふさぐ「口(くち)ドン」、 “ぎゅう”と女性を抱きしめてから“ドン”とする「ぎゅうドン」など、壁ドンのバリエーションは増えに増え、 さらには壁に両手両足をつける「蝉ドン」といった、笑いに走ったものまでも誕生するなど、今もなお「壁ドン」は話題沸騰中だ。

流行りに流行って、もはやネタ化している「壁ドン」。 所詮は漫画、ドラマ…と思っていてもやはり女性が憧れるのは、少女漫画の世界なのかもしれない。