【連載】オトナ漫画の原作者が本音を吐露、日常に潜むちょっとエロスなエトセトラ~否定形メンズ編~

レスポンスが否定形から始まるメンズって、いますよね。 こちらの意見を否定して、優位性を保ちたいのでしょうか? そんな否定形ばかり使うメンズの強がりを、私は愛して止みません。 そこで今回は不覚にも私の心を揺さぶる3パターンのメンズをご紹介致します。

①「否定形メンズその1:耳の痛い事を言われると否定してくる」

三十路を過ぎても役者という夢を追うフリーターメンズに会った時の事。 屁理屈な性格が災いして、仕事はいつも長続きしません。 今回も例に漏れず、解雇を言い渡された模様。 私がその強すぎる個性を指摘したところ、 「最初からだるかったし、あの仕事」 「俺やっぱ役者しかできねぇし。ビックになるし」 とお決まりのセリフを言う。 就職当初、SNSに意欲に燃えた所信表明を書き込んでいた事を密かに知っていた私はムダに強がる彼に完全ノックアウト。 強がりなその唇を私の吐息と唇で塞ぎたくなるのです。

②「否定形メンズその2:人の意見をスルーする」

商社勤めで非常に勤勉なメンズ。 私とお熱い論議を交わす相手でもあります。 先日、兼ねてからの懸案事項でありました「モチベーション」という言葉がいかに卑猥な響きかという事について私が意見を述べたところ、無視。 「そんな事よりラーメン食べたくない?」 興味ない話題は受け流す放置プレイ。モチベーション談義はどこへやら。 放置されるほどに熱くなるドM気質の私。 こんなメンズと接触すると、火照るカラダを抑える事ができなくなるのです。

③「否定系メンズその3:人のアドバイスを聞かない」

再び役者という夢を追うフリーターメンズの話。 メンズの舞台を観に行った時の事。 最大限の贔屓目で褒めつつももう少し体力を蓄えるべきじゃないかと指摘したところ、「あえてそうしてんだよ」と返答。 ややキレ気味で私のアドバイスを否定、そして翌日まさかの貧血で舞台を降板。 このメンズのチグハグ具合になぜかくすぐられる母性本能。 いい年こいて駄々っ子な彼に滅茶苦茶にされてしまいたい…そう思ってベッドに入って悶々とするのです。

否定形メンズ。 それは先方の意思を無下にして我を押し通す絶滅寸前の日本男児と呼ぶべきか。はたまた現代社会が生み出したゆとりメンズ。と呼ぶべきか。 その、否定形に隠された強がりに愛しさを感じてしまうのは私だけでしょうか? 強がりは、男の勲章。 そんな日常の所作でさえも、エロスを感じることができるのです。