【ネット婚活】【連載】ショジョの奇妙な冒険 ~「路チュー」は公然ワイセツ罪?~

「路チュー」はショジョの私にとって、平和な日常に仕掛けられた罠。アフター5の駅で、繁華街で、運悪く乗り合わせたエレベーターで、「路チュー」しているカップルに出会うと、ショジョというコンプレックスを狙い撃ちされたようなダメージを受けてしまいます。

なぜ恋人達は、わざわざ「路チュー」行為で、ショジョの私を傷つけるのでしょうか。そもそも公共の場でキスをするのは、不特定多数の人の目に触れる場所で行われるワイセツな行為なのですから、「公然ワイセツ罪」と言ってもいいのではないでしょうか。

ホンネスト

ネット上の「路チュー」に対する一般的な意見を調べてみると、「はしたない」「見たくない」「家でやってほしい」など、けっこう辛口。やはり「路チュー」はあまり世間では受け入れられてはいないようです。

それでも、世間の白い目を気にすることなく行われる「路チュー」の謎。なぜ彼らに「公然ワイセツ罪」は適用されないのか。考察の結果、私は気づきました。そもそも「路チュー」をしているカップルとは、異世界の存在なのではないかと。

「路チュー」をしている恋人達の目には、相手しか見えていません。たとえ渋谷のスクランブル交差点や新宿のアルタ前でも、「恋する相手こそが世界の全て」という気持ちで向き合えば、そこには不特定多数の目など存在しない「ふたり人の世界」が創造されます。恋人たちが愛のパワーで創りあげる異世界での出来事ならば、世間もルールも法律も無用です。そこにあるのは罪ではなく、むしろ"愛"と言えるでしょう。

ですが残念ながら、全ての恋人たちが異世界を創造できるわけではありません。「路チュー」をしているカップルから、「恋人と路チューをしている自分」という自意識がチラ見えする場合、それは故意的なです。

ホンネスト

意識しながら「路チュー」をするカップルがいる世界は愛にあふれた「ふたりの世界」ではなく、「ラブラブな自分達を見せびらかしたい」という露出狂にも近しい思惑があるからです。

ショジョにとって「路チュー」は、不特定多数の人の目に触れる場所で行なわれるワイセツな行為。厳しく取り締まるべきだと私は思うのです。