【ネット婚活】【連載】「ショジョの奇妙な冒険」~ラブホのお作法~

ごきげんよう。 清く正しく清い感じで生きております、ハラショーモス子です。 突然ですが、皆様はラブホテルを利用されたことがありますでしょうか? 30歳にして恋愛経験ゼロな私ですが、実はラブホテルへの宿泊は経験済みです。

“男”より先にラブホを知ってしまった、と書くと何やらワケありのようですが、事実はごく単純で、飲んでいた相手と終電を逃し、漫画喫茶はツライ年だし、ビジネスホテルは高いからラブホで寝よう! という流れでのチェックインです。 当然、ラブホテルであるはずの営みも、一夜の過ち的なこともなし。

もっとも、ラブホに泊まってそんな一夜を過ごすことこそ過ちだ、という一部からのご指摘もございますが。

さて、そんな私の初ラブホ。 薄暗い照明の中、幾つかある部屋の1つを選ぶと、小さな窓から手だけが伸び鍵を渡してくれる、アトラクションの趣向のような受付。 しかし、部屋の内装は普通。 ベットにセクシーな雑誌、枕元に避妊具がなければ、ビジネスホテルと大差ありません。 回る円形ベッドや全面鏡張りとかを期待していた私はちょっとがっかりしましたが、ほどなくして面白いモノを発見しました。

ベッドの脇にある見慣れぬ機械。 オモチャのマイクのようですが、持ち手の先が大きな半球体で、何やら不格好なキノコに見えます。 スイッチを入れると、ブブブ…と低い音をたてて、半球体の部分が振動を始めます。 どうやらマッサージ機のようです。

試しに肩にあててみたところ、半球体の丸い部分がフィットして、強すぎない細かな振動がイイ感じ。疲れた体に響いて、思わず「うぇああああ~」的な声もでます。 き、気持ちイイ……!ちょっと音がうるさいけれど、Amazonレヴューで星4つはイケるで、これ…! さすがラブホといえどホテル。避妊具やセクシーな雑誌だけでなく、体のケアもきちんとしていることに感心しきり。

その時、シャワーを浴びていた宿泊相手が戻ってきました。 振り向く私と目が合う相手。

「モス子…それはそこにそういう風に使うものじゃないんだ…」

かくしてマッサージ機? は、スイッチを切られ元の場所に戻されたのでした。 結局、これをどこにどういう風に使うのか、については未だ謎のまま。 どうやらラブに関することは、何でもかんでも明らかにしないことが、大人の作法というもののようでございます。