こんにちは、肉子です。
早いものでこの連載も第8回となりましたが、大人の事情により最終回です。
なので、いま婚活している皆さんにこれだけは言いたいという件を最後っ屁しておきます。
世の中には
「婚活が楽しい」
という奇特なコミュ強オバケ方もいらっしゃるでしょうが、コミュ障のわたしにとって婚活は正直めちゃくちゃ辛かったです。
受け身でいることは許されない。
二度と会わないであろう相手にも接待の限りを尽くす。
誠心誠意・真心を差し出しても、相手から返ってくるとは限らない。
踏みにじられても引きずってはいけない。
辞めてはいけない。
「相手の男性にも失礼だろ」
と言うご意見もごもっともですが、それは婚活で何もかも受け身な相手に介護のような接待お見合いした経験のある方のお叱りならば受けます。
バブル世代から上の人たちにも絶対にコミュ障はいたはずだけど、みんな婚活でこんな思いをしてきたのかなぁ。
そういう時、ポッと優しくしてくれる人が現れて「結婚しよう」と言ってくれたら?
相手のことを何とも思っていなくても、縋り付きたくなるものです。
そこで、婚活から抜け出すためだけに愛していない人とのスピード結婚を選ぶとスピード離婚一直線。
婚活なら、デートが終われば「はいお疲れー」で帰宅して一人になれるけれど、結婚したら家でもずっと一緒です。
――ちょっと昔話します。
高校生ぐらいまでは、別に彼氏がいようといまいと誰も何も言わないのですが、二十歳前後ぐらいから何につけてもいちいちいちいち
「彼氏いるの? いないの?」
みたいな話ばかりになりませんか。
そして20代半ばを過ぎて独身なのに彼氏いない女は異常者扱い。
え?おおげさ??
彼氏の有無について、言われる人・言われない人あるでしょうがわたしはあきらかに「言われやすい人」のほうでした。マウント取られやすいというか。
家でも、両親から「いつ結婚するの!?」と彼氏もいないのに攻め立てられ、休日に家で過ごしていると可哀想な女扱い。
会社でも言われ(セクハラだろ)、家でもワーワー言われ、もう結婚してないことについて何も言われなくするには結婚するしかないと凄い矛盾の中で婚活していました。
中には、「結婚しよう」と言ってくれる人もいました。
けれど、わたしが「婚活卒業するために結婚しよう」と思っているならば、相手も「こいつと結婚すれば婚活から抜け出せる」としか思っていないわけですよ。
「○○歳までに結婚したい」
と自分の中で設定してそれに強引に合わせようとして結婚する女性いますが、辞めたほうがいいです。
だって、「“わたしが”○○歳までに」ってシナリオは相手の人格まったく関係ないし。
みんながみんな、愛とか恋とかじゃなくてもいいと思うんです。少なくとも
婚活で挙げた希望条件プラス、上記二つを満たす人ですか?
いま、しんどいなぁと思っている方も
「婚活してよかった」
と、言える日が来ると信じています。
婚活中の皆さんの幸せを心から願っています。
著者:肉子
20代実家暮らしOL時期に、足掛け6年・100回以上お見合いした“自称・婚活戦士”。婚活で心折れる人たちの励まし及び反面教師になることが夢。
ブログ http://nikuko2013.mangalog.com/
ツイッター https://twitter.com/nikuko2017
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