「理想の人は、情熱的に口説いてくれる人!」の罠 by ぱぷりこ

『妖怪男ウォッチ』ぱぷりこです。よく婚活・恋活相談を受ける時、私は「ゆるふわ言葉と形容詞は爆破せよ!」と主張しています。なぜなら、考えているようで何も考えていないから。

特に「どんな人が好みなの?」「どういう人と恋愛して結婚したいの?」という質問への答えは、ゆるふわ言葉と形容詞のオンパレードになりがち。

本連載では、「どんな人が好み?」への回答によく見られる「あいまい・ゆるふわ表現の罠」を分析します。

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 本日のゆるふわ表現「情熱的に口説いてくれる人」

「女性からのプロポーズもあり、とか言う人がいるけど、私は絶対に口説かれたい。結婚は1回限りだし、やっぱり女なら愛されて口説かれてこそだと思う」

「男性は好き好きと言われると安心しちゃうから注意しなさい、って母が言ってたんだよね。だから、やっぱり向こうの方から口説いてきてほしい」

男性の受け身化が進んでいる昨今、ドラマのようにロマンティックに口説いてくれる人は少なくなり、女性から告白したりプロポーズしたりすることも珍しくなくなりました。しかし、「女たるもの、熱烈に口説かれたい」という一派は根強く存在します。

 

「情熱? そんなものは大昔に捨ててしまった」とニヒルぶる人や「好きかどうかわかんないんだよね…」と曖昧模糊とした反応しかくれない人よりも、情熱的に口説いてくれる人の方が「私は愛されている!」と実感できますし、魅力を感じるのは当然です。

 

情熱的に口説いてくれる人= ロマンティック演出がうまい人

「情熱的に口説く」とはなんとなく想像がつきますが、具体的にどのような行為でしょうか?

「『君のことを世界一愛している』とか『ずっと一緒にいたい』とか、彼はすごくロマンティックな言葉を毎日くれるんだよね。毎日電話もLINEも欠かさずしてくれるし、本当に愛されてるって思える」

「高級ディナー、花束バサー、指輪パカー、ひざまずいてプロポーズ、という、ベタベタなぐらいのことをやってくれたのが本当にうれしくって。やっぱりこの人でよかった、って思ったよ」

 

ロマンティック演出がうまい人を求めると陥りがちな

このように、「情熱的に口説いてくれる人」を「情熱的な口説き文句がうまい」「ロマンティック演出がうまい」という意味で使っている場合、下記の罠に陥る可能性があります。

・遊び人・不倫おじさんに引っかかる

・同じレベルのおもてなしを男性に求めて、相手が見つからない

・モラハラ男・DV男に引っかかる

・ひどいことをされても、相手から離れられない

この連載で何度もお伝えしていることですが、遊び人や不倫おじさんは、女性が好む「情熱的な口説き文句」や「ロマンティックな演出」の提供がとても得意です。

彼らにとってロマンティックな言葉や演出は、女性を落とす手段に過ぎません。心がこもってないので、必然的にどこかで聞いたようなテンプレート演出になります。「こんなに情熱的に口説いてくれるなんて、私のことを本当に好きなんだ!」と思ってしまいがちですが、それは勘違い。

後で「あんなに口説いてきてくれたのに、他にもたくさんの人を口説いてた!」と嘆くことになります。これが、レベル1の罠です。

 

恋愛を始めたばかりの頃には、この罠にはまった経験がある人も多いと思います。罠にはまった人たちは「口先だけ情熱的な人がいる。気をつけないと」と学んでいますが、一部の人は「口説いてくれるならあのレベルじゃないと」と、遊び人を基準にしてハードルを上げてしまいます。

しかし残念ながら、ノン遊び人の男性の多くはテンプレ口説き文句を使えないので、そこに新しい出会いを求めても「女慣れしてない…男らしくない…物足りない…女としての喜びを感じない…」と、結局は遊び人ばかりにときめきがち。これが、レベル2の罠です。

レベル2でも十分にダメージを食らうのですが、自分が罠にはまったと気づくのは、付き合う前か付き合っている最中です。

しかし、レベル3は「結婚後」に罠が発覚します。実は、DV男性やモラハラ男性は、結婚前に口説く時はとても情熱的で、女王様のように扱ってきます。口説かれた女性はその熱烈ぶりに感動して結婚するのですが、ロマンは結婚するまで。

結婚直後から男性は態度を豹変させ、「女王様扱い」からいきなり「召し使い扱い」に急落します。彼らDV・モラハラ男性は「結婚まではお客様扱いだけど、結婚したら妻は自分のモノだから好き勝手に扱っていい」という謎ロジックを発動させます。

この罠は結婚しないと発覚しないのが恐ろしいところです。もちろん、このようなパターンはごく少数ですが、彼らが「情熱的に口説くことを喜ぶ女性」をターゲットにして「ロマンティック演出を悪用していることは、知っておいて損はないと思います。

 

結論:ロマンティック演出は楽しい。が、違和感を無視しないこと。

ロマンティックな演出をする人に惹かれる限り、どうしても罠にはまるリスクはあります。これは運によるのでどうにもならないのですが、出会っても重傷を負わないように防御することはできます。

大事なのは「違和感を無視しない」こと。「ロマンティックな演出」を悪用する人たちは、言葉は情熱的ですが、どこかに「おや?」と違和感を覚える言動をするものです。「君のことが一番大事」と言ってるのに傷つけてくることをしたり、「いつも君のそばにいたい」と言ってるのに土日はなぜか会えなかったり、「言ってることとやってることにズレがある」ものです。

なので、少しでも違和感を覚えたら、スルーしないことが重要です。

しかし残念なことに、人は最初の印象を強く引きずりますので、最初に「君を愛している!」と情熱的に言われると、「こっちが本当の彼なんだ!」と思って、自分の違和感を無視しがち。そのため、「なんか変だなー」と思いつつ、関係をずるずると続けて、ダメージを負ってしまいます。

 

自分の違和感を信じきれないなら、女友達の意見を聞くのも有効です。ロマンティックに口説かれると、どうしても脳内がお花畑になって現実がよく見えなくなるもの。信頼できる女友達の意見を聞くことで、別の見方ができるかもしれません。

情熱的に口説かれて脳内お花畑になるのは楽しいですし、これぞ恋愛の醍醐味です。魅力を感じることは当たり前。だから、情熱的に口説かれることを好むこと自体はまったく問題ありません。

 

ただ、「情熱的に口説く」演出を悪用する人たちがいること、彼らを見抜くには「違和感を無視しない」ことが有効、という2点はぜひ知っておいてほしいと思います。

 

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著者:ぱぷりこ

『妖怪男ウォッチ』を書くインターネットの妖精&外資OL。恋愛市場で観測した百鬼夜行を供養中。チャームポイントは筆圧。

ブログ:『妖怪男ウォッチ』
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Twitter:https://twitter.com/papupapuriko?lang=ja

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