結婚に求めるものは人それぞれ違うから「重たい」と思われることは気にしないでいい by 斗比主閲子

こんにちは、斗比主閲子です。

いきなりですが、結婚は何らかのメリットがあってするものですよね? メリットというと「損得勘定で結婚を考えているわけではない!」と反発される方もいらっしゃるかもしれません。では、言葉を変えて、結婚して得られるもの、実現するものとしましょう。

好きな人と一緒に暮らせるとか、子どもを持つとか、経済的に支え合うとか、親や祖父母を安心させるとか、こういったものはすべて結婚して得たいもの、実現したいものです。今、結婚しておらず、結婚をしたい人は何かを実現したくて結婚を考えていらっしゃると思います。

結婚の利点は何か?

ただ、結婚で何を実現したいかは人によって考え方は異なります。次のグラフは、未婚の男女が結婚のメリットと考えているものです。左が男性、右が女性です。

 

f:id:zexyenmusubi_honnest:20170818180257j:plain

※グラフは2015年の厚生労働省『出生動向基本調査』から

男女ともに、「子どもや家族をもてる」が最も多いというのは共通していますが、細かく見ると違いがあることが分かります。まず、女性の方が「子どもや家族をもてる」を回答している割合が高いというのがあります。また、「経済的に余裕がもてる」というのも女性のほうが多い。一方で、「生活上便利になる」や「性的な充実が得られる」というのは男性の方が回答している割合が多い。

あくまで統計的な数字ではありますが、現在の男女が結婚のメリットとしているものに違いがあることを確認できます。

さらに言えば、このグラフからは年代によっても結婚のメリットが異なることも分かりますよね。男性では「社会的な信用や対等な関係が得られる」が昔は多かったのが、今では減少しています。日本社会での結婚して社会人として一人前というプレッシャーが徐々に薄れていっていることが想像できます。

 

結婚で得たいものが違うのは当たり前

このように男女間でも、また時代によっても、結婚で実現したいことにはは違いがあります。もちろん、年齢でも差が出ます。未婚の男女に希望の子どもの人数を聞くと、女性は40歳以降で大幅に減少し、男性は緩やかに減少するものの下げ幅は女性ほどではありません。(同じく2015年の『出生動向基本調査』から)男女の生殖機能の違いを考えれば当たり前のことかもしれませんが、それが個人の志向の違いとしても現れるわけです。

一人ひとりが結婚で得たいものが違っていても、おかしなことではありません。そもそも論でいえば、昔と違って今は、結婚して当たり前とはなっていませんし、結婚したら子どもがいて当たり前という考えも薄れていますし、「夢は素敵なパートナーと新築一戸建てに住むこと!」というのもマンション世代が増えていますから、必ずしも一般的ではありません。

祖父母世代もその辺は理解してきていて、「結婚しろ」圧力も以前より減っているというのが私の感触です。

自分の中では「私は○○がほしいから結婚したい!」と思っていても、相手が同じことを思っているかは分からないんですよね。結婚に対する見方が多様化しているということは、結婚で実現したいものも人によって違って当たり前なんです。

 

結婚する前に「何を実現したいか」を確認しておく

だから、結婚して実現したいことは、結婚する前に相手に話しておくことをお勧めします。

私の友人には、結婚相手に自分の親の介護をして欲しくて結婚した人がいます。また、身体的に子どもができないことをあらかじめ伝えて結婚した人もいます。どちらの夫婦も結婚してしばらく経っていますが、夫婦関係はとても良好なように私には見えます。

介護のこととか、子どものこととか、結婚前に話すのは相手に「重たい」と思われることを危惧して、話したくない人がいるのは存じ上げています。ただ、結婚は打ち出の小槌でも魔法でもないため、結婚したからといって相手が結婚をきっかけに、急に生き方を変えてあなたのために生きてくれるわけではありません。相手は相手で、自分が結婚で実現したいものがあって結婚します。 

結婚後に目指す方向性が違ったことを確認することはあるし、その方向性が軌道修正できないことはあるわけです。相手にも意思があります。だから、結婚する前に、「結婚で何を実現したいか」を話しておくのは意味があります。あなたは「子どもは絶対に欲しい」と思っていても、相手が「子どもは絶対に欲しくない」と思っていることはあるわけですから。

では、どのように伝えたらいいか。それには事前の優先順位付けと、あくまで自分の希望であると伝えることが重要です。

詳しくは、次回の記事に書きます。お楽しみに!

斗比主閲子「私の好きな結婚、嫌いな結婚」

1. 独身男女「理想的な相手なら結婚したい」が4割。私が結婚相手に求めた条件は「二世帯住宅ができること」
2. 結婚する男女が出会う平均年齢は? 結婚する相手にいつ出会い、どれくらい付き合うか
3. 「結婚したら変わってくれる」は大きな勘違い。結婚にそんな効果はありません
4. 結婚に求めるものは人それぞれ違うから「重たい」と思われることは気にしないでいい
5. 「何を結婚で得たいか」を話すのは結婚後にも続く大切なプロセス
6. 時間があるか、レシピを見て作れるか。相手が料理をするかを見極める2つの方法
7. 一人暮らしの相手でも、結婚後に料理をするとは限りません
8. 経験がなければ交際に不安を覚えて当然!気軽に付き合おう!!

f:id:zexyenmusubi_honnest:20170705211917j:plain

著者:斗比主閲子

プロフィールは『1976年10月3日生まれ、福岡県出身。旧帝大卒業後、一部上場の家電メーカーに就職。外資系含めて何度か転職した後、現在は某企業のIR部門に所属。2.5世帯住宅で、X人目の子育て中……』ということになっています。家庭内トラブルが好物です。

著書:独身男女の悩みにバッサリ回答した『 私って、甘えてますか?』 https://goo.gl/rT66Qe

ブログ:斗比主閲子の姑日記 http://topisyu.hatenablog.com/

Twitter:topisyu https://twitter.com/topisyu