「何を結婚で得たいか」を話すのは結婚後にも続く大切なプロセス by 斗比主閲子

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こんにちは、斗比主閲子です。

結婚はメリットがあるからするものだし、そのメリットは相手と違う可能性も考えれば、結婚前に共有できているのが望ましいですが、「私はこんなメリットがあるからあなたと結婚したい!」とはっきり言うのはなかなか躊躇しますよね。私がこう言われたら「本音だろうけど、もう少し言い方はあるよね」と思います(笑)

では、自分が結婚後に実現したいことだけれど、相手とは考え方が違うかもしれない、もしくは相手の考えを聞いたことがないものをどうやって話せばいいのでしょうか

 

まずは自分が結婚で何を得たいかを考える

誰かと結婚を前提に付き合っている、付き合おうとしているのであれば、当たり前に考えていることでしょうけれど、改めて「あなたは結婚で何を得たいんですか?」と聞かれるとなかなか悩むところがありますよね。普段の生活の延長線上に結婚があったのではなく、友達が結婚したとか、親から結婚の話が出たとか、外からの刺激で結婚を意識する人も多いでしょうから、実はぼんやりとしていることも多いかと思います。

上手く思い浮かばないときは、自分がどんな人生だと幸せだと想像してみることです。今一人でいることで何か困っていることはあるか、誰かと暮らすことでもしかしたらこんなことがあるかもしれないとか、そういうことを考えてみる。

誰かが結婚するからといって自分が結婚する必要があるわけじゃないですからね。『隣の芝生は青く見える』ということわざや、『幸せの青い鳥は身近なところにいる』という寓話がありますが、自分が幸せになる方法は自分が一番よく知っているはずです。

 

思いついたことはリストアップ!

そうやって考えてみると、例えばこんなことが頭に思い浮かぶかもしれません。

「大好きな人と一緒にいられるのは素敵なことだよな」
「ああ、自分が辛いときにサポートしてくれる人がいるのも嬉しい」
「二人暮らしのほうが家とか食事とか何かと経済的。二人でお金を稼いだほうが早くお金が貯まるし」
「おじいちゃんが元気なうちに自分の子どもを見せてあげたいな」 「親も早く安心させたいし、実家からも出たいし……」

私が挙げたものはあくまで例なので、これ以外のものもあると思います。とにかく、思いついたことがあれば、それを紙にリストアップしていきましょう。頭の中から外に出してみると、「ああ、私は結婚にこれを求めていたんだ」ということがはっきり確認できます。言語化して初めて気付くことはあるんですよね。

 

自分にとって外せない条件はなに?

リストができたら、その中で順位付けをしていきます。「やっぱり、経済的に楽になるのが一番かな」「でも、子どもあっての結婚だし」「子どもよりも、好きな人と顔を合わせるのが嬉しい」……色々悩むかもしれませんが、とにかく優先順位を付けていってください。

結婚で実現したいことを優先順位付けする理由の一つは、結婚で何もすべてが実現できるわけではない可能性があるから。相手の事情もあるでしょうし、自分の事情もあります。

人生の選択肢において、私たちは様々な決断をしてきてここまで生きてきているわけですが、いつも望むものがすべて得られたわけではないですよね。結婚も同じことです。ここは死守しておきたいラインを決めておかないと、「この人と結婚したら不幸になるかも」ということにも気付けません。

優先順位付けをする理由は、他にも、自分が結婚後に努力する目標になるとか、相手に話すときに摺り合わせがしやすいというのもあります。

 

「○○だから結婚したいよね?」ではなく
「私は○○だから結婚したい」

自分が結婚して実現したいことが整理できたら、ようやく相手に話すことになります。ここまで長かったですね。失礼しました。でも、大切なプロセスなので!

相手に話す状況は、お互いに気持ちが落ち着いているとか(お腹が空いていない、疲れていない)、相手の表情が見て取れるとかという環境は大切です。騙し討ちみたいに相手を話せざるを得ない環境に追い込むとか、わざと相手を怒らせてからとか、そういうのはお勧めしません。まともに会話が成立しませんから。

話を切り出すときに、もっとも大切なのは、相手が自分と違う考えを持っている可能性を考慮した上で、「私は結婚後にこうしたいんだけど、あなたはどうかな?」とあくまで自分の希望として相手に伝えること。

聞く相手の立場に立つと分かりますけど、「結婚したらうちの実家で暮らすよね?」「子どもは2人は欲しいよね?」「あなたが家事・育児をしてくれるんだよね?」と、さも前提が共有されているように問われると、反発心が生まれるものです。また、流されやすい人、話を聞かない人相手だと、「うん」という空返事で終わってしまうこともある。

自分の希望を伝えて、相手の希望を聞いて、その上で、二人の希望がお互いにかなうように調整することができるかを話してみるわけです。相手が自分の希望を察しているとは思わないで、言葉に出して伝えて、相手の言葉を聞く。

何も結婚前だけではなく、結婚しても同じ作業はあるんですよね。人間の想像力には限界があって、結婚前にリストアップしたことの優先順位が変わったり、そもそも違うものが入ってくることもあるし。「子どもを一人育ててみたら、もう一人欲しくなった」なんてことはよく聞きます。

自分が今何を得たいかを整理して、相手に話してみて、相手の意見を聞く……このプロセスは結婚後も続くことです。結婚前に「結婚で何を得たいか」を話をするのは、相手の意見が違うかどうかを確認するという主目的もありますが、結婚後の事前演習という意味もあります。

結婚は何でもできる魔法の杖ではなく、相手がいる共同作業です。二人でどうしたいかを話すこと、話せることが、地味だけれど、結婚後に得るものを最大化するためには大切なプロセスです。Let's try! 

 

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著者:斗比主閲子

プロフィールは『1976年10月3日生まれ、福岡県出身。旧帝大卒業後、一部上場の家電メーカーに就職。外資系含めて何度か転職した後、現在は某企業のIR部門に所属。2.5世帯住宅で、X人目の子育て中……』ということになっています。家庭内トラブルが好物です。

著書:独身男女の悩みにバッサリ回答した『 私って、甘えてますか?』 https://goo.gl/rT66Qe

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