「相手からお断りされた!」のは自分が悪いのではなく相性が悪かっただけ by 斗比主閲子

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こんにちは、斗比主閲子です。

突然ですが、婚活と就活は似てますよね。言わずもがなですが、婚活は結婚相手を探す活動で、就活は働く会社を探す活動。名前が似ているだけではなく、自己紹介という名のプレゼン資料を用意し、書類が問題なければ直接面談し、面談が問題なければ次の面談に進み、最終的にゴールを迎える……というプロセスも似ています。

そのプロセスの中で、出会うと落ち込むのが『お断り』です。

 

就活で遭遇する『お祈りメール』

就活の場合、『お断り』は『お祈りメール』によってされます。『お祈りメール』とは、企業からのお断りのメールに「残念ながら今回は採用を見送らせていただきます。今後のご活躍をお祈りいたします」という文言がしばしば入っていることに由来します。

企業は『お祈りメール』を定型句として送っています。特に失礼なつもりもなく、ショックを受けさせるつもりはなく、人事担当者も忙しいので、他の企業や前任者が使った言葉をそのまま使っているだけです。私が就職活動をしていた十数年前から現在まで、多くの企業が就活生に対して『お祈り』し続けています。

 

『お断り』されると自分の存在が否定された気持ちに

送っている方にとっては定型句の『お祈りメール』に過ぎませんけど、送られた方はショックなんですよね。内容がなさすぎて。

企業からお断りされたのだから、きっと自分に何か問題があったと思うんだけど、特に具体的な説明がない。今後の活躍と言われても、活躍できるためのネタが得られるわけでもない。定型句なのは頭では分かっているんだけど、それでもモヤモヤします。

さすがに、企業ほど多くの候補者を相手にしているわけではない婚活で、『お祈りメール』が登場することはまずないですよね。「残念ながらあなたとの結婚は見送らせていただきます。今後の婚活でのご活躍をお祈りいたします」と送る人がいたら、ある意味、凄い。

でも、「この人いいな」と思った相手から次の連絡が来ないとか、スケジュール調整をはぐらかされる経験をしたことがある人はいらっしゃるかと思います。こういうとき、就活の『お祈りメール』と同じで、何となくモヤモヤした気持ちが残りますよね。「自分の何が悪かったんだろう」「自分が上手く振る舞っていたら次もあったんじゃないか」って考える。

何度も『お断り』されていると、自分の存在も否定されている気がしてきたりもします。

 

『お断り』されたのは相性が悪かっただけ

では、『お断り』をした企業や婚活相手が、あなたのことを価値がない人間だから『お断り』したかといえば、そうではないんですよね。

例えば、海外の大学を優秀な成績で卒業した人が、海外ではとても売れないだろう、純日本人向けの商品を作っているメーカーの面接を受けたとします。もしかしたら、何かストーリーがあるかもしれませんが、面接官としては「この人、優秀かもしれないけれど、うちの会社に合うのかな?」と疑問に思って、採用不可とする可能性は大いにあります。

婚活でも同じことです。見た目とか、中身とか、色々要素はあるだろうけれど、結局は、相手が『自分に合わないと思ったから』、お断りを入れてきたということに尽きます。

お断りの具体的な理由を聞かれたら、「自分が想定していたような候補者ではなかったから」が答えになるだけです。あなたが悪いんじゃなくて、ただ、合わなかっただけ。

 

自分を過度に作り込まず、自然体が大事

何度も何度も『お断り』され続けていると、相性の問題ではなく、自分の何かが悪いんだと考えて、自分自身を作り込み、誰かの理想のように仕立てあげる人はいるかと思います。

「本当は海外行きたくないけど、どこの企業も海外志望を採りたがるから、面接では海外行きたいと答えよう」みたいな感じで、「家事育児はやりたくないけど、やる気はあると答えよう」と振る舞う。

確かに、相手の条件に合わせるように自分の条件を修正すればマッチングする確率は上がります。本当に、自分の求めることが、その企業で働くこと・その相手と結婚することであれば、間違ったことではありません。結婚相手に求める年収を「1000万円以上」から「400万円」とすれば、候補者の数は10倍以上になることでしょう。

ただ、自分の希望を曲げて、相手に合わせようとし過ぎることの問題もあります。結婚した後苦労するというのもあるし、相手からするとそもそも本心が見えないというのもある。

世の中には色んな企業・人がいますからね。たまたま相性が合わないことはいくらでもあります。友達や婚活のアドバイザーから問題点を指摘されるというわけでもなければ、婚活では自然体で振る舞ったほうが自分にとっても相手にとってもいいと、私は考えます。

 

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著者:斗比主閲子

プロフィールは『1976年10月3日生まれ、福岡県出身。旧帝大卒業後、一部上場の家電メーカーに就職。外資系含めて何度か転職した後、現在は某企業のIR部門に所属。2.5世帯住宅で、X人目の子育て中……』ということになっています。家庭内トラブルが好物です。

著書:独身男女の悩みにバッサリ回答した『 私って、甘えてますか?』

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