私が結婚前の短期間の同棲をお勧めする理由 by 斗比主閲子

こんにちは、斗比主閲子です。

私は結婚を考えている友人から「結婚前に同棲したほうがいい?」と質問されたら、「短期間なら結婚をするかを判断するために同棲したほうがいい」と答えてきました。

 

結婚した人の25%が同棲を経験。独身者の10%が同棲を経験

結婚前に同棲をする人は実はそんなに多くはありません。出生動向基本調査(第15回、2015年)でのアンケート結果では、結婚した人の25%が同棲を経験していると回答しています。同じ調査では、独身者の同棲経験も質問していて、こちらは10%です。

数字だけ比較すれば、結婚した人のほうが独身者よりも同棲を経験している人の割合が多いわけですから、同棲をしたほうが結婚をしやすいと考える人もいるかもしれません。

ただ、独身者にはそもそも交際経験がない人も含まれていますから、同棲経験者の割合は結婚した人のほうが多くて当然とも考えられます。

私が友人に結婚前の短期間の同棲をお勧めするのは、結婚しやすくなるからという理由ではありません。同棲が結婚のシミュレーションになるからです。

 

同棲は結婚のシミュレーション

結婚は、法律婚でも事実婚でも一緒に暮らすことを前提としています。単身赴任などの理由で別々に暮らすことがないわけではないですけどね。

法律上のくくりというだけでなくても、一緒に暮らす経済的、精神的メリットはありますから、基本的に「結婚=同じ屋根の下で暮らす」ことになります。

結婚前に同棲をすれば結婚を疑似体験することになります。結婚との違いは、周りに結婚したと伝えていないこと、役所に結婚したと伝えていないことぐらいです。後は、当人たちの気持ちの問題ですかね。

 

本人たちが結婚前の同棲を「結婚した後のシミュレーションのつもりで同棲しよう」と考えれば、同棲と結婚の違いは表面的にはほとんどなくなります。

 

いざ一緒に暮らすと相手の情報が一気に増える

同棲をし始めてみると、大好きな人との生活が必ずしも思っていた通りに行かないことに気付きます。でも、これは当たり前のことで。

長い間一緒に暮らしてきた家族なら、相手がどういうライフスタイルで、自分に何を期待しているかは、意識しなくても分かります。でも、大好きな人であっても、家族ほどは相手のことは知らないものです。

毎日朝は何時に仕事に出かけて、夜何時頃に帰ってくるのか。食事は外食が多いのか、自炊をするのか。家事はどこまで自分でやっているか。時間が空いたときに何をして過ごしているのか。全部が全部答えられるわけじゃないですよね。

婚活をしていたり、恋愛をしていたりする中で、知ることができる相手の情報というのは限定的です。本人が隠しているというわけではなく、本人だって特に意識しておらず伝えた方がいいとは思っていない情報はたくさんあります。

試しに同棲をしてみると、結婚したいと思う人がどんな人かがわかる情報が一気に増えます。同時に、自分がどんな人間かも相手には伝わります。結婚前の同棲は情報のギャップを埋めることになります。

特に重要なのは、相手と喧嘩をしがちかどうかと、喧嘩をしたときに摺り合わせができるかを確認することです。別に喧嘩をしたら結婚しないほうがいいというわけではなく、喧嘩が起きる原因を把握するのと、お互いに喧嘩の後の手打ちができるかどうかを知ることに意味があります。

赤の他人と四六時中暮らしていて問題が起きないことはありません。でも、結婚前に、解決策があるかどうかは知っておきたいですよね。それを、同棲で確認するわけです。

 

結婚の疑似体験としての同棲は短期間でいい

私は友人に質問されたら「短期間」の同棲をお勧めすると書きました。ここでの短期間とはせいぜい3~6ヶ月ぐらいです。

これぐらいの期間としているのは理由があって、まず3ヶ月未満の同棲だと得られる情報が限定的というのがあります。同棲にはお金もかかりますから、短すぎるのはもったいないというのもあります。

逆に、6ヶ月超の同棲は、結婚の疑似体験としたら、それほど必要はないと考えています。長くなればなるほど結婚との境目が怪しくなってきますしね。

ちなみに、出生動向基本調査で、結婚前に同棲していた人の割合は25%と紹介しましたが、そのうち結婚前の同棲期間は2年以内が2/3ぐらいになっています。1年未満は40%ぐらい。もちろん、長く同棲している人もいますが、いざ結婚をするとしても3~6ヶ月の同棲は一般論としても短すぎるということはなさそうです。

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第15回出生動向基本調査から筆者作成

最後に、一応念押ししておくと、結婚前に同棲をしなければならないとか、同棲をしないと失敗するというわけではないですからね。

同棲しないで結婚している人のほうが多いですし、同棲には引越し費用などお金もかかるし、気持ちの踏ん切りも必要でしょうし、自分だけで実行できるわけでもありません。

ただ、昔に比べたら結婚前の同棲はハードルが下がってきていますから、同棲することを考えているなら、試しにやってみるのをお勧めする次第です。

 

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著者:斗比主閲子

プロフィールは『1976年10月3日生まれ、福岡県出身。旧帝大卒業後、一部上場の家電メーカーに就職。外資系含めて何度か転職した後、現在は某企業のIR部門に所属。2.5世帯住宅で、X人目の子育て中……』ということになっています。家庭内トラブルが好物です。

著書:独身男女の悩みにバッサリ回答した『 私って、甘えてますか?』

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