結婚適齢期という考え方はもはやないのかもしれない by 斗比主閲子

こんにちは、斗比主閲子です。

婚活をされている方は何となくでも「いくつぐらいで結婚したい」というのを考えていらっしゃるんじゃないかと思います。また、お盆や年末年始に実家に帰省すると「そろそろ結婚してもいいんじゃない?」と親族に言われたりして、結婚を意識する人もいるでしょう。

 

結婚するのに適切な年齢として「結婚適齢期」という言葉が使われます。では、結婚するのにちょうどいい年齢というのはあるんでしょうか。

 

初婚年齡を年齢別で見ると……

次のグラフは5年に1度、男女の年齡を5歳ごとに区切り、初婚で結婚した人の割合を調査した国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集2017」を基に内閣府が作成したものです。

まず男性は、1990年では25~29歳で初婚で結婚する割合が68%でした。それが、2015年には48%と激減しています。

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次に女性は、1990年では20~24歳で初婚で結婚する割合が54%だったのが、2015年には26%に激減しています。

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男女ともに共通するのは、昔はどちらも25~29歳がピークで険しい山ができていたのが、直近ではなだらかな山に変わっていること。全体的に見れば30歳以上で結婚する人の割合が増えています

 

1990年より前は、恐らく、もっとこの山は急だったと思います。昔は、若いときに結婚するのが当たり前だったから。男性なら25~29歳が結婚適齢期で、女性なら20代が結婚適齢期と考えられていたわけです。

 

今は結婚適齢期がない時代?

みんなが同じような年代に結婚している時代であれば結婚適齢期というのも、何となくは共有されていたと思います。

しかし、ある特定の年代で結婚する人が圧倒的ということではなくなると、結婚適齢期というものの共通認識は薄れていきます。親世代でも「最近の人は30代で結婚する人も増えているから」と考える人がいますし、徐々に世の中の意識も変わってきています。

ある意味、結婚適齢期がない時代になりつつあると言ってもいいかもしれません。

 

結婚したいときが結婚適齢期ではないか

では、結婚適齢期というものがなくなっているとしたら、いつ結婚するといいのでしょうか。私は「その人にとって結婚したいときが結婚適齢期」だと考えています。

結婚に何を望むかというのも多様化していますし、結婚して子どもを持っても働けるように世の中が変わってきている部分もあります。

事実婚も増えてきていますし、海外の人との結婚も増えています。結婚の在り方が色々あるということは、自分に合った結婚スタイルをオーダーメイドで作れるということです。

年齡含め個々人が望むやり方で結婚するというのが今時の結婚なんだと思います。

 

子どもを持つ気なら別の議論がある

ただ、子どもを持つために結婚をするというのであれば年齡を意識せざるを得ない面はあります。

若くても不妊症の人はいますから一概に若いうちに結婚したほうが子どもを作りやすいとは言えませんが、女性であれば閉経は迎えますし、男性でも精子の老化はあると言われています。

自分たちの子どもが持てないため特別養子縁組で子どもを迎えようとしたときにも、実は年齡が壁になることがあります。施設にもよりますが、親の年齡が45歳以下のほうが養子を迎えやすい傾向があります。

 

「自分にとって結婚したいときが結婚適齢期」となった世の中だとしても、例えば子どもを持つことのように、結婚で実現したいことが自分が結婚したいと思ったタイミングでは必ずしも実現できないことはありえます。

自分で自分の好きなスタイルの結婚を選ぶのだから、、その結婚で得ることになるであろうメリット・デメリットともにある程度予想しておくといいんじゃないかと私は考えています。

 

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著者:斗比主閲子

プロフィールは『1976年10月3日生まれ、福岡県出身。旧帝大卒業後、一部上場の家電メーカーに就職。外資系含めて何度か転職した後、現在は某企業のIR部門に所属。2.5世帯住宅で、X人目の子育て中……』ということになっています。家庭内トラブルが好物です。

著書:独身男女の悩みにバッサリ回答した『 私って、甘えてますか?』

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